スポンサーサイト
一定期間更新がないため広告を表示しています
千葉県柏市の柏第4小学校で「集団感染」事件が起きた。時系列にそって記すと、以下のようになる。
9月26日(金)この日、県立柏の葉公園(柏市)で国の基準値を上回る空間放射線量が検出され、県は安全確保のため、基準値を超えた園内4箇所周辺を立ち入り禁止とした(との報道が27日にあり)。
9月27日(土)柏4小で運動会を実施した。元気よく競技するその様子はネットで確認できる(昼食は各家庭の弁当)。
9月28日(日)柏4小の児童3人が下痢などの症状あり。
9月29日(月)土曜日の運動会の代休日。
9月30日(火)柏4小の児童47人が欠席した。
10月 1日(水)欠席・早退者が100人を越え、給食後臨時下校となる。
10月 2日(木)臨時休校。学校から保護者へ「ほとんどの児童が快方に向かっています。家族に感染したケースもほとんど起こっておりません」と連絡。
10月 3日(金)臨時休校。
10月 4日(土)欠席した児童のうち5人からサポウイルスを市(保健所?)が検出。給食調理員からはウイルスは検出されない(との報道)。
10月 6日(月)台風18号のため臨時休校。
10月 7日(火)学校再開。欠席者14人。給食。
経過は以上だ。サポウイルスを調べると「感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの一つで,ノロウイルスと同じカリシウイルス科に属します。他にロタウイルス・アストロウイルスなどがあります。 近年、食中毒をはじめとした集団胃腸炎事例からもその原因ウイルスとして検出されることが増えてきています」との由。学校や保育園で集団感染があるという。小さい子などはよくかかりそうだ。大人にも感染する。ネットで「ヨスの雑記」さんの子育てブログをみると、最初に6歳児がよそから感染し、翌日、その子から3歳児が感染し、その翌々日、保護者2人が感染し、その翌日、8歳児が感染している。つまり一家全員(大人2人、子ども3人)がつぎつぎと感染している。小さい子どもがいる家は要注意だろう。すぐ感染し、嘔吐や下痢の症状が重くなる。
ところで柏4小の「集団感染」の経路は不明だ。給食ではないらしい。給食の調理員からは「ウイルス」が検出されないからだ。だれかがどこかからもらってきて、一気に100人以上に「感染」したらしい。すさまじい勢いだ。
では、いつから「感染」がはじまったのか。「9月28日」は日曜日で登校日ではないが児童3人に症状が表れたという。それ以前にだれかがどこかから「ウイルス」をもらってきて、この28日から「症状」が出はじめた、ということになる。2日後の30日(火)に50人弱が欠席して、かなり「感染」がひろがった。
と、考えたいところだ。では、いつ「集団感染」したのか。28、29日の日月は学校は休みだから、その前でなければならない。すると27日の土曜日の運動会しかないだろう。感染経路は? 主に接触感染・経口感染、患者の下痢便や嘔吐物から、手を介して感染を広げる。そのような感染が運動会のときに起きたのだろうか。それぞれの家庭で弁当・水筒を用意しているはずだから昼食は関係ない。運動会でだれかが下痢・嘔吐したのなら、それが明確な「感染経路」の証拠となるが、そのような報道も連絡もない。ネット上にある写真を見ると、みんな元気よく競技しているようだ。
さらには、学校からの連絡で「家族に感染したケースもほとんど起こっておりません」とあった。小さな子どもさんのいる家庭はないのだろうか?大人でさえ「感染」するのになぜ「ほとんど起こっておりません」なのか?
奇しくも運動会の前日の26日に調査された結果から、柏4小と同じ柏市にある柏の葉公園の空間放射線量が基準値以上だった。柏市の土壌が汚染されていることは確かだ。この地域は以前からホットスポットとして有名だ。さらに今ごろになって公園を規制するほど、放射線量が強くなってきたということだろう。
運動会の日に集団食中毒はありえない(給食はなく各家庭の弁当だから)。それ以前に集団食中毒があれば、運動会は無理だ。さらに運動会の翌日、翌々日は学校は休みだった。休みなのに、患者が出て(クラブ活動か?)、運動会の三日後の登校日に50人弱の休み、四日後には100人ほど欠席早退で午後臨時下校という流れだから、どう考えても給食による集団食中毒とは考えられない。なので、ウイルスによる接触感染・経口感染による集団感染の胃腸炎という筋書きになる。しかし一気に100人というのは異常だ。これは子どもたちにウイルスに対する耐性がなくなっているという証拠だろう。免疫力がなくなっているということだ。これには放射能の 影響が考えられる。すでにホットスポットになっている地域の子どもたちは、残念ながら、この数年間で少なからず内部被曝してきているのだろう。そうして、運動会がそれに拍車をかけたのではないだろうか。土壌汚染からの経口被曝だ。それで耐性のない子どもたちにウイルスが広がっていったと考えられる。そうでなければ、家族や教師などの大人たちにも広がるはずだ。子どもが100人以上も罹りながら、家族・大人たちについては感染はほとんどなかったというのだから。
このような事実から考えて、「集団感染」の背景には福島由来の放射能があると考えられる。だとすれば、今後、このような「事件」は、全国のホットスポットを中心にだんだんと広がってゆくのではないだろうか。